JavaOne打ち上げプロジェクト

JavaOneは毎年非常に力の入るイベントなので、JavaOneが終わると、通常の仕事に戻る前に何らかの気分転換が必要です。今年は、気分転換にちょっとしたプロジェクトをレゴでやってみました。


うちの娘もいよいよ4歳になり、休みの日はよくレゴで遊びます。意味不明のものを色々作ったりもするのですが、レゴで遊んでいるうちに、球体を作るのが楽しくなって来ました。






ある日、そんな調子で遊んでいる時、ふと、「デッパリを全方向に向けられたらもっと綺麗にできるんじゃね?」と思いつきました。どうやればこれができるか色々考えていたのですが、最終的に、バレーボールのように、6つの同じ形を立方体に貼り合わればいいんじゃないかということに気づきました。


2630volley_ball.jpg

これを実験する為に作った小さなバージョンがこれです。これがなかなか綺麗にできたので、次は大きいのを作りたくなりました。単色で大きいのを作るのもあれなので、地球を作ったら面白いんじゃないかということで、今回のプロジェクトがスタートしました。




まず、プログラムを書いて、1/6球体の形を計算します。手で適当に作るよりもずっと綺麗な球体ができるはず。更に、このプログラムで、LEGOの球体をミラー図法で平面展開します。(向かい合わせの組それぞれカラーコードしてあります。)


picture2.png

これ、ミラー図法で描かれた世界地図に重ね合わせて、各マスの色を決定します。


Miller-projection.jpg


mapping.png

更に、CADで実際に1/6の部分を作ってみて、必要な部品点数を計算しました。


JavaOneが終わり蟹パーティーから戻った土曜日、いよいよ満を持して組み立てに掛かります。娘もちょっとだけ手伝ってくれましたが、これはちょっとまだ4歳児には精密過ぎます。3時間位で完成しました。


灰色の小さな球体と違って、今回は中は稠密に充填されています。このために、6x6x5の立方体(レゴの寸法の関係上これで立方体になるのです)に横向きスタッドを配置して、これを8個作って全体として12x12x10の全方向スタッド付き立方体ができるようにしてあります。


以下が完成した地球です。アフリカや南アフリカは綺麗にできているのですが、北半球の大陸は潰れてしまっていてよく見えません。1.5倍か2倍サイズで作ってみたらもっと綺麗に出来そうですが、予算が...。