9歳の息子が将来wikipediaに載りたいらしい

増田にこういうのを見つけました。

子供が大きくなるにつれて、こういう会話を流さずに、きちんと子供と向き合う機会にしたいと思うようになりました。でも、子供が9歳の頃は僕の親としての人間力が足りず、この質問に向き合うことはできなかったと思います。なので、この増田に真面目に向き合っている人がいないようで、少し残念に思いました。

僕の人間力のさらなる向上への素振りも兼ねて、ちょっと真面目に答えたいです。

 

僕が一番最初にやりたいのは、どうしてWikipediaに載りたいと思うのか、そこを一緒に掘り下げてあげることです。9歳だと子供は多分わかっていないと思いますが、有名になりたい、自慢したい、というような自分を中心にした視点からスタートしているのではないかと思います。そこから、世の中にインパクトのある何事かを成し遂げて、それが人に評価されることが自己満足・自己実現に繋がるんだという他人を中心にした視点を一緒に考えたいです。

そうすると、「Wikipediaに載るにはどうしたらいいか」という問題設定が「世の中で何かを成し遂げるにはどうしたらいいか」という問題設定に変わります。

 

世の中で何かを成し遂げるのは本当に難しい。僕もちょっとは人に知られる仕事をしたと思いますが、事を成したかと聞かれればまだまだと言わざるを得ません。でも、一つ言いたいのは、自分が情熱を感じる何かを見つけて、ひたすら打ち込まないといけないということです。先の何かに繋がるかはわからないから誰しも怖い気持ちもあるけれども、それに負けて低きに流れてはいけない。志を持たなくてはいけない。その一方で、道は唯一つではないということも教えてあげたい。皆さんも、大人ならばこういう話になればそれなりの一家言あるでしょう。

 

でも、子供に何か感じ取れるように言うにはどうしたらいいのか。僕は毎回、手探りです。うちの子供はあまり自分の気持をさっと口に出来るタイプじゃないので、僕の投げているボールが何かに掠っているのかはすぐにはわからない。何かに掠っていると信じて投げ続けるのですが、僕はどうやって投げ方を改善したらいいのか。

 

皆さんは、こういう質問を契機にして子供とどういう風に向き合うのか、ぜひ御意見を伺いたいです。