java.netソースコード/バグトラッカー相互リンクツールを書きました
以前からのペットプロジェクトであるjava.net tasksライブラリを拡張して、バグトラッカーを操作できるようにしたので、これを利用して、java.netをより便利にする新しいデーモンを書きました。
この新しいscm-issue-linkデーモンは、ソースコードリポジトリへのコミットをモニタして、もしコミットメッセージにバグIDが含まれていれば、当該バグを更新して、対応するコミットへのリンクが表示されるようにします。この手の機能はTracやJIRAには既に存在する機能ですが、このデーモンによってjava.netでも遂にこの機能が使えるようになりました。これによって、後からどのバグに対してどのような変更が加えられたのかを追跡するのが容易になります。
このデーモンを使うには、デーモンユーザー「scm_issue_link」をプロジェクトに「developer」として追加してください。これが、デーモンに対して「このプロジェクトのバグトラッカーも更新して」という意思表示になります。デーモンは定期的にjava.netを巡回して自分が参加しているプロジェクトを確認するので、この最初のステップが完了してデーモンの準備が整うまで最大一時間掛かります。
デーモンの準備ができたら、後はただコミットをするだけです。コミットメッセージに「issue #50」や「Issue 100」や「HUDSON-123」といったキーワードが含まれていると、デーモンが仕事をしてくれます。キーワードの詳細についてはプロジェクトウェブサイトを参照してください。
実際にデーモンが更新したバグの例はここから見られます。こうした方がいいんじゃないの、ここ仕様と違うんじゃないの、というレポートは私までどうぞ。