Pyrhon Professional Programming
この本は、Jenkinsコミュニティでいつもお世話になっているさぼてんさんから頂戴した本です。会社はPythonがメインだそうで、ここでの開発方法をまとめたのがこの本、ということみたいです。
- 作者: ビープラウド
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2012/03/26
- メディア: 単行本
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Pythonに詳しい人にとっては多分当たり前の事が書いてあるのだと思うのですが、僕自身はあまりPythonでプログラムを書く機会はないので、まさに対象読者層にぴったりです。
なるほど、rvmの代わりにvirtualenvでbundlerの代わりにpipね...という感じで、知っている環境と比べるとスムースに頭に入ります。それにしても、この種のツールの類似性の高さは言語間の垣根を下げるので素晴らしいですね。Javaでも同じような感じのツール群を書いたら面白いんじゃないかと思ってしまいます。いつか暇があったらやるぞ...。
また、Jenkinsの中の人としては、Python開発者がどういう風なツールを使ってどういう風に作業しているかわかるので、「なるほど、こういうツールをサポートすればいいわけね、フムフム」という具合にメモを取りまくりです。これも暇があったらPythonの自動インストーラとかvirtualenvによる環境の自動切り分けとか、ぜひやりたいです。
パッケージの作り方とチーム内での共有の仕方、みたいな話にスペースが割かれているのも大変素晴らしいです。Python入門本というとprintln "Hello world!"とか変数とかみたいな言語仕様の話が多くて、「そんなの仕様書を読めばいいでしょ!」という気になるのですが、この本みたいにウェブ上に散在している部品をどうやって繋ぎ合わせて一人前の環境を作るかというのは、特に他言語からくるプログラマには価値が高いです。
長いこと積んだままでレビューできずにすいませんでした。