JenkinsとGerritによるコードレビュー

今月号のWEB+DB PRESSの特集はコードレビューです。(ちなみに、特集3を書いているのはリアルJenkinsさんことikikkoさんです。Cacooは僕の同僚も使っていて「世界で通用する」というのは本当です。)

WEB+DB PRESS Vol.72

WEB+DB PRESS Vol.72

  • 作者: 近藤宇智朗,生井智司,Dr.Kein,tokuhirom,森田創,中島聡,堤智代,A-Listers,はまちや2,竹原,川添貴生,久保達彦,道井俊介,飯田祐基,中村知成,規世やよい,後藤秀宣,天野祐介,奥野幹也,WEB+DB PRESS編集部
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2012/12/22
  • メディア: 大型本
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特に第二章はまるまるGerritというGit向けのコードレビューツールについて書かれています。Gerritは、こちらでも周りで使っている人が多い、ポピュラーなツールです。


この特集ではJenkinsについては一行だけさらっと書かれているだけですが、Gerritを使うならば、Jenkinsを使わない手はありませんね。特にGerrit Trigger pluginを使うと、サブミットされたコードレビューが自動でテストされてそれがレビューに反映されるという仕組みが実現できます。これによって、メインのブランチにマージされるコードがテストに失敗しないということが保証出来ます。


GerritとGitの組み合わせについては、実にタイムリーなことにこないだ日本語の本が出ています。

入門Jenkins

入門Jenkins

この本は「入門」と書いてありますが、実際はむしろ入門的な内容は最初の一割で終わり :-)、残りは発展的で高度な内容を取り扱った本になっています。Gerritの他にも、Ruby on RailsAndroidアプリの開発など、特定の状況に向けてプラグインを組み合わせる話などになります。著者の一人、太田さんは前回のJenkins勉強会でこの内容について発表をしてくれました


Gerrit+Jenkinsの組み合わせはこちらでもポピュラーです。英語ですが、R. Tyler CroyのJUCでの発表ビデオがあります。